豆乳効果の豆知識

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美肌力がアップする「大豆の食べ方」

不安定な気候が落ち着き、気温、湿度共に過ごしやすく、気持ちの良い季節は、肌の状態も良い時季ではないでしょうか。
さて、美肌と聞いて、思い浮かべるのは、どのような肌ですか?
昔から日本では、雪肌、羽二重肌、柔肌、餅肌、玉の肌など、美しい女性の肌を表す言葉があります。
現在では「もちもち」「ふわふわ」「つやつや」「ぷるぷる」など擬声語で表すことが多いですが、意味していることは同じ。今も昔も、美肌の象徴は不変です。
「美肌力」~本来肌は、健康で美しくなる力を持っています。
加齢と共に美肌力は弱くなっていきますが、肌は外的要素を受けると、美肌力を十分に発揮することができません。
例えば、睡眠不足、乾燥、紫外線、ストレスなど外的要素は、年齢に関係なく美肌力に影響を与えています。
それを助けているのが、化粧品によるスキンケアとインナーケアと呼ばれる内側からの美容法です。

◇世界で注目されている大豆

世界の平均寿命ランキングでは、常に上位に位置している日本。日本は世界有数の長寿国です。
その理由は、日本の優れた食事内容にあるとされ、国際的にも評価されています。
日本の食生活の中で、欠かせない食材が「大豆」です。
伝統的な日本の食事パターンは、「ご飯、野菜、魚、大豆」が中心です。
現在の日本型食生活は、伝統的な考えを基に、主菜・副菜に加え、適度に牛乳・乳製品や果物が加わった、バランスのとれた食事が理想とされています。

◇豆類の中でも差があります。大豆は畑の肉

体に良いと言われている豆類ですが、栄養素の割合は種類によって異なります。
豆類は、炭水化物が多いホクホク系とたんぱく質や脂質が多い系の2つに分かれます。
ホクホク系は、餡にする小豆、いんげん豆、えんどう豆などがあります。
これらの代表的な豆類、100g当たりの数値をグラフにしてみました。
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ホクホク系は、脂質が圧倒的に少なく、炭水化物の量が多くなっています。
そして、ホクホクのもとになっているのがでんぷんです。このでんぷんは餡を作るためには欠かせない成分です。
大豆は糖質が少なく「畑の肉」と言われるほど、良質のたんぱく質や脂質が含まれています。

◇美肌力を高めるために。大豆の栄養

では、大豆のみの栄養素を見てみましょう。
茹で大豆と蒸し大豆、100g当たりの数値をグラフにしました。

大豆の栄養

大豆は料理方法によって、栄養素の数値に差が出ます。
約6割を水分が占め、次にたんぱく質、脂質と続きます。
美肌を作るために欠かせない栄養素は、たんぱく質です。
「肌は内臓の鏡」と言われていますが、美肌力と腸内環境は密接に関係しています。
食物繊維は腸内環境を整えるために必要です。大豆には食物繊維が含まれ、糖質よりも割合が多くなっています。

◇美肌力をアップさせる大豆の食べ方

大豆には大豆イソフラボン、大豆ペプチド、大豆サポニン、大豆レシチンなど美肌力や健康のために働く成分が含まれています。
優秀な食品の大豆ですが、実は弱点があります。
それはビタミン類です。
大豆に含まれているビタミン類を表にしてみました。

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大豆の未成熟状態、つまり枝豆の時点ではビタミンCが含まれていますが、大豆にはビタミンCが含まれていません。
新しい肌をつくる、ターンオーバーを正常化してくれる代表的な栄養成分はビタミンA、ビタミンC、ビタミンEです。この内の、ビタミンA、ビタミンCは残念ながら大豆には含まれていません。
しかし、料理をする際に、他の食材と合わせることで、簡単に大豆の弱みを解消!美肌力をアップすることができます。
ポイントは、「緑黄色野菜との合わせ技」です。

◇パセリをたっぷり使って。大豆とパセリのタブーリ

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いつも、料理の添え物になっているパセリ。食べないことが多いパセリですが、パセリは優秀な緑黄色野菜です。
ビタミンACEがたっぶり含まれているパセリをたっぷり使った、中東のサラダ「タブーリ」のアレンジレシピをご紹介します。
作り方は簡単!材料を切って混ぜるだけです。
タブーリにはクスクスやキヌアなど穀類を使いますが、かわりに大豆を使って美肌力をアップさせました。

◇大豆と相性が良い、美肌力を助ける食材

★紫たまねぎ
紫色は美肌に役に立つアントシアニンです。
抗酸化成分(ポリフェノール)であるケルセチンも含まれています。

★赤ピーマン
赤ピーマンは緑ピーマンが完熟になったものです。
赤ピーマンに含まれているビタミンCの含有量は野菜の中でもトップランク。ビタミンCは美肌成分として知られていますが、肌のコラーゲンをつくるために必要な栄養成分です。

★ちりめんじゃこ
カルシウムの他、ビタミンB12、ビタミンDが含まれています。

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材料は、蒸し大豆(ゆで大豆)・60g、紫たまねぎ・1/2個、赤ピーマン・1個、きゅうり・1/2本、ちりめんじゃこ・約大さじ1杯、そして、パセリ1束を用意します。
パセリは、みじん切りにします。※束になったままの状態のほうが切りやすいです。
フードプロセッサーを使うと、苦味が出てしまうので、多少面倒かも知れませんが、包丁で切ってください。
野菜は大豆に合わせて、食べやすい大きさに切ります。
赤ピーマンがない場合は、赤パプリカを使ってください。赤パプリカの皮が気になる場合は、切った後、ラップに包み電子レンジで約30秒加熱してください。

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ボールに、パセリ以外の材料を入れます。
レモン汁・1/2~1個(お好みで調整してください)、塩、こしょう、にんにくのすりおろし・小さじ1/2杯を入れて、よく混ぜます。

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パセリを加えて混ぜます。

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最後にオリーブオイル・大さじ1杯を加えて、よく混ぜます。
中東のポケットパン「ピタパン」を添えました。パンに合わせて召し上がってください。

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この記事を書いた人 AUTHOR

fujiwara_sensei

栄養士 藤原たかこ

オーガニック食品や健康食品の開発、アンチエイジングレシピ提供など幅広く活躍中。
著書「“効く”レシピ」
「豆乳とおからのうみゃあ青汁」のレシピサイト“豆腐屋の青汁”では青汁のアレンジレシピや旬の食材の豆知識などご紹介中!
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