豆乳の食文化

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7月10日は納豆の日

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納豆の日は、「なっ(7)とう(10)」の語呂合わせから、関西納豆工業共同組合が関西における納豆の消費拡大のため、昭和56年(1981年)に関西地域限定の記念日として定めました。
その後、全国納豆共同組合連合会が平成4年(1992年)に改めて7月10日を「納豆の日」と決めたことで全国的な記念日になりました。総務省統計局 7月10日 納豆の日より

◇納豆菌は最強?

「うちの工場では、納豆菌は扱えません」
納豆菌を使った商品の開発を考えていた時、何度も断られ、結局諦めたことがありました。
食品工場では、よくあることなのですが、納豆菌は持ち込み厳禁。
特に、パンやお酒など発酵食品を扱っているところでは、納豆菌が強すぎるため、発酵菌にダメージを与えてしまうのです。
昔は、煮沸消毒した藁で加熱した大豆を包み、納豆をつくっていました。
煮沸消毒により、藁についていた細菌は死にますが、納豆菌は生き延びます。それほど納豆菌は強いのです。

納豆菌は枯草菌(こそうきん)の仲間です。
枯草菌は、土壌や植物に存在しています。熱、乾燥にとても強い枯草菌は、栄養分の不足、乾燥や高温状態など厳しい環境下におかれると、納豆菌は胞子に変わり、休眠状態になります。
そして、環境が改善され、復活できるまで何年も休眠することが可能です。

「納豆菌の特長」
・乳酸菌、ビフィズス菌などの善玉菌と相乗的に働きます。
・納豆菌は、悪玉菌の繁殖を抑え善玉菌を増やす働きをします。
・腸内フローラ、腸内環境のバランスを整えます。
・胃酸に強いので、腸で効果的に働くことができます。

◇納豆が持っている健康成分

納豆と言えば、ネバネバの粘りですね。
この粘りの主成分は、ポリグルタミン酸という成分で、ナットウキナーゼと呼ばれる酵素も含まれています。
ナットウキナーゼは、血液さらさら効果が期待できる成分としてサプリメントなどに使用されています。
「納豆は夜食べたほうが良い」と言われるのは、血栓ができやすい時間帯を考えてのことです。
また、最近注目されているのがポリアミンです。
新陳代謝を活発にし、アンチエイジング効果が期待されているポリアミンという成分が、納豆に多く含まれていることが知られているので、海外でも納豆の人気が高まっています。

◇夏こそ納豆

例年でしたら、7月はまだ梅雨空なのですが、今年は厳しい夏日が続きそうです。
暑くて食欲不振になると、そうめんのような冷たくてさっぱり食べられるものが食べたくなります。
そうめんは、炭水化物が主成分。栄養が偏り、特にビタミンB1が不足します。
「疲れる,口内炎が出来る、カロリーをとっていないのに太る」と感じたら、ビタミンB1不足になっているかも知れません。
冷たい麺でしたら、そうめんではなく「そば」がオススメです。
ビタミンB1,B2もちろん、血管の健康に役立つ「ルチン」という抗酸化成分が含まれています。
「夏負けしたら納豆を食え」という諺があります。
納豆は、高たんぱく質食品。
そして、疲労回復に役立つビタミン1はもちろん、ミネラルも豊富に含まれています。
実は、普通の糸ひき納豆と、挽きわり納豆は、栄養成分値が微妙に異なります。もし、ビタミンB1を積極的に摂りたい時は、挽きわり納豆を選びましょう。

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◇疲れを感じる日のランチは、納豆そばを

夏にオススメなのは、納豆そば。
そばに、是非組み合わせて欲しいのが納豆です。
そばに不足している栄養素を納豆が補い栄養バランスが良くなります。
但し、ビタミンCとビタミンB12は糸ひき、挽きわり納豆共に含まれていないので、召し上がる際は、大根おろしや海苔などをプラスしましょう。

この記事を書いた人 AUTHOR

fujiwara_sensei

栄養士 藤原たかこ

オーガニック食品や健康食品の開発、アンチエイジングレシピ提供など幅広く活躍中。
著書「“効く”レシピ」
「豆乳とおからのうみゃあ青汁」のレシピサイト“豆腐屋の青汁”では青汁のアレンジレシピや旬の食材の豆知識などご紹介中!
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